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チームスピリット、未来への指針を再定義-新Mission / Vision / Spirit、始動

チームスピリット、未来への指針を再定義-新Mission / Vision / Spirit、始動

2025年9月1日のFY26キックオフにあたる全社戦略ミーティング「All TeamSpirit」で、道下CEOから、就任以来アップデートを重ねてきた経営フレームワークにおけるラストピースである「Mission / Vision / Value (MVV)」のアップデートが発表されました。

このMVVの再構築は、2025年4月のAll TeamSpiritで語られた「企業理念やビジョンの表現を、よりチームスピリットらしさを表し、より社員や社会に響くものにしたい」という想いからスタートしたプロジェクトです。そこから約5カ月間、全社横断で議論と対話を重ね、新しいMVVが完成するまでのプロジェクトを追いかけました!

MVVアップデートの舞台裏 共感から始まった5カ月の対話

MVVアップデートプロジェクトは、経営メンバーと参加表明をしてくれた有志社員によるタウンホールミーティングからスタートしました。これは、単なる情報共有の場ではなく、「問題意識を共有する場」として設けられたものです。

現在のMVVに対する想いや、会社への期待、入社の動機、そして今抱えている課題など、参加者それぞれの声を通じて、経営と社員の目線を合わせ、共感覚をつくることを目的としました。

2025年5月15日に実施したタウンホールミーティングの様子。オンラインでも大勢参加してくれました

なぜこの場に参加しようと思ったのか——その背景には、チームスピリットという企業の未来に対する真剣な想いがありました。

プロジェクトは、Mission(存在意義)とVision(目指す姿)は経営層が策定し、Value(行動規範)は社員が主体となって策定するという、役割分担を明確にした進行体制にしました。企業の存在意義や将来像を描くには、経営層の視点が不可欠。一方で、日々の行動や文化を形づくるValue(行動規範)は、現場で働く社員の想いと声が何よりも重要だからです。

そして、タウンホールミーティングでの対話を起点に、全社員を対象としてアンケート調査を実施。問いかけたのは、「以前からあって、今後も維持し守っていきたい伝統は何か」「チームスピリットが現在持っていて、今後強化したい強みは何か」「チームスピリットの未来に向けて進化させたい文化は何か」など、過去・現在・未来のチームスピリットに関する価値観です。

そこには、回答してくれた社員一人ひとりが自分の言葉でチームスピリットの「らしさ」を考え、日々の業務の中で感じている誇りや課題、そして未来への期待を込めてくれました。

さらに、社外の視点も大切にしました。5社のお客さまと2社のパートナー企業さまにご協力いただき、直接訪問してヒアリングを実施。チームスピリットに対する印象、好きなところ、そして「チームスピリットらしさ」とは何か。外から見た私たちの姿を客観視することで、MVVに込めるべき本質をより明確にするようにしました。

企業の存在意義を問う―経営メンバーが導きだした新しいMission / Vision

まずは、経営メンバーによるMission(存在意義)/Vision(目指す姿)の策定をスタートしました。

道下CEOをはじめとする多忙な経営メンバーが、時には週末の時間も使い、毎回3時間にも及ぶ濃密な議論を何度も重ねました。

そこでは、チームスピリットが社会に対してどんな価値を提供しているのか、これからどんな未来を目指すのか、そしてそのために何を大切にすべきなのか―本質的な問いに向き合い続けました。

なかなか意見がまとまらず、時には議論が煮詰まる場面も

議論は、企業としての「存在の意味」を問い直す時間です。経営メンバーそれぞれが、これまでの経験や社内外の声を持ち寄りながら、チームスピリットの未来像を描いていきました。

そして、経営メンバーが導き出したのが、このMissionとVisionです。

経営メンバーからは「この想いを、次は社員の手で行動規範に落とし込んでほしい」というメッセージとともに、Value策定を担うプロジェクトメンバーへとバトンが渡されました。

社員有志メンバーによるValue策定-未来の文化をつくる対話

経営メンバーからMissionとVisionのバトンを受け取り、いよいよValue(行動規範)アップデートプロジェクトが始動しました。

このプロジェクトは、社員が主体となって進める全5回のワークショップ形式で設計されました。しかし、実際には議論が終わらず、Slackなどを活用して日常業務の合間にも継続的な対話が行われることもしばしば。

プロジェクトの初期段階では、まず社員アンケートを丁寧に分解・分析。チームスピリットがこれまで大切にしてきた価値、未来へつなぎたい価値(伝統・文化)の棚卸を行いました。

そのうえで、経営メンバーが策定したMissionとVisionの背景や想いをインプットとして共有。Visionの実現に向けて、社員がどのような価値観を持ち、どんな行動をとるべきか。その問いに向き合いながら、議論を重ねていきました。

議論の中では、「チームスピリットらしい行動とは何か?」「私たちが誇りを持てる文化とは?」「未来の仲間にどんな価値観を伝えたいか?」といった問いが繰り返し投げかけられ、メンバーそれぞれの経験や想いが交差しました。

時には道下CEOも議論に加わり、経営層との目線合わせを行う場面も。トップと現場がフラットに意見を交わすことで、Valueに込めるべき「チームスピリットらしさ」が少しずつ形になっていきました。

「Oneチーム」への問いから生まれた、私たちらしい4つのSpirit

Valueアップデートプロジェクトが進む中で、メンバーたちは「次のより良いチームスピリットへアップデートするには、何を大切にすべきか?」という問いに向かい続けました。

議論を重ねる中で浮かびあがってきたのは、現状のチームスピリットが勤怠管理というミッションクリティカル業務を預かる責任感やプロ意識が、自分の仕事への厳しさを生み出すと同時に、他者へも同様の厳しさを求めるがゆえに 「Oneチームになりきれていない状態に陥っているのではないか」という課題です。

この課題に対して、どうすれば「Oneチーム」になれるのか?どんな行動が必要なのか?― メンバーたちは活発なディスカッションを繰り返し、予定していた経営層への提案の直前まで、アップデート案のブラッシュアップを続けました。

その中で出てきたのが、「私たちらしい言葉は“Value”ではなく、“Spirit”だよね」という気づきでした。

Valueという言葉が持つ“規範”のニュアンスよりも、チームスピリットらしい前向きさや、文化として根づかせたい想いを表現するには、“Spirit”という言葉がしっくりくる——そんな共通認識が生まれたのです。

4つのSpirit案を経営陣に共有するプロジェクトメンバーの木村(左)さんと平塚さん(右)

この気づきを経て、社員メンバーがまとめた案に対して、経営メンバーからもさらなるブラッシュアップの提案がありました。こうして、チームスピリットらしさを体現する、前向きな4つのSpiritが完成しました。

Customer Value Spirit – お客さまの期待を超えていこう
お客さまの声に耳を澄ませ、歩む先を見据え、半歩先の伴走を続けます。
同時に「働く」のあるべき未来の姿を描き、そのために必要な価値を創造し、製品・サービスとして届けます。

Challenger Spirit - 変化と挑戦を楽しもう
どんなアイデアもまずは仲間に問うことからチャレンジが始まります。
自らチャレンジャーになり、またチャレンジャーを讃え、支えることが、チームの成長の礎となります。

Professional Spirit - 常に学び、高め合おう
プロフェッショナルであり続けるために、学び続けます。
学びはチームへの貢献のためであることを忘れず、その知見を共有し、チームの成長へとつなげます。

Team Spirit - 最高のチームになろう
互いへの敬意を持ちながら踏み込んだ議論をし、最善を追究します。
全員が同じ成功を目指していることを忘れず、チーム一丸となって行動します。


ついに、チームスピリットのMission / Vision / Spirit (MVS)が完成しました!

そして、この4つの「Spirit」の決定した経緯を、2025年9月1日の全社戦略会議「All TeamSpirit」で、プロジェクトメンバーの木村さんと平塚さんが全社員に向けて発表してくれました。

議論の流れを説明する木村さん(左)と平塚さん(右)

こうして、チームスピリットの新しいMission / Vision / Spirit(MVS)が完成し、全社員に向けて発表されました。
これは単なる言葉のアップデートではなく、社員と経営が共に対話を重ね、未来のチームスピリットをどう描くかを真剣に考え抜いた結果です。

社員の声

・バリュー部分が「Spirit」になったのが、当社としての想いが詰まっている感じがしてとても嬉しく、営業内での当社を他社に説明する際のセールスピッチ内に落とし込んでいく際や、採用活動で活用するイメージが持てました。

・前のMVVの内容も残しつつ素敵なものにアップデートできたと感じました。

・バリューを「Spirit」に置き換えをしたことで会社とのマッチ感が増したように感じました。内容も自社の方針に沿った形で、お客さまにも寄り添うというのがよく伝わる内容でした。

・TeamSpiritの社風を活かしつつ、ワンステップ上を目指していこうとする部分に共感ができた。特に、ValueをSpiritとした部分は、とても納得感があり、日常的に業務を行う上でも大事にしていきたいと思った。

・会社として大切にしている価値観や目指す姿を明確に示しており、日々の業務とのつながりもイメージしやすかったです。特に、現場で働く社員の目線や実感が反映されている点に納得感があり、自分自身の業務にも自然と落とし込めると感じました。

MVSのパネルを作成し、会議室やオフィス内の数カ所に設置

いつでも確認ができるように、ネックストラップに入れられるクレドカードを作成

このMVSは、今後の事業戦略や組織づくり、採用活動、プロダクト開発など、あらゆる場面で私たちの判断軸となっていきます。
そして何より、社員一人ひとりが自分の言葉で語れるMVSとして、日々の行動やチームのあり方に自然と根づいていくことを目指しています。

私たちはこれからも変化を楽しみ、学び合い、最高のチームをつくりながら、社会に新しい価値を届けていきます。

ヒアリングにご協力いただいたチムスピコミュニティ・コーディネーターの皆さん。ありがとうございました!

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