

チームスピリットでは、営業職に就くメンバーが早期に自走し活躍するために、独自のオンボーディングプログラムを用意しています。
このプログラムは営業職を中心に、お客さまと接点のある部門に提供しており、希望すれば他部門の方も参加が可能です。
今回は、そのオンボーディングプログラムを企画・設計した、営業戦略ユニット ユニットリーダの村本さんにお話を伺いました。

村本 加奈さん
Team Success Platform事業統括本部 営業本部 営業戦略ユニット ユニットリーダー
TeamSpirit、Salesforce、お客さま業務や関連法令などの理解が必須
― まず、チームスピリットの営業として必要な知識にはどんな特徴があるのでしょうか?
TeamSpiritはSalesforceプラットフォームが基盤となっている製品です。そのため、営業メンバーには単に自社製品であるTeamSpiritの製品知識だけでなく、Salesforceの基本理解と、自社の製品がなぜ求められるのか、お客さまの業務理解や、業務に紐づく法令面の知識(勤怠であれば労働基準法、経費であれば会計法や税法など)も求められます。
これらがしっかりつながって理解できてはじめて、お客さまに価値をお届けできる提案ができるようになります。
― 具体的には、どのようなオンボーディングプログラムになっているのでしょうか
基本的には、最初の2週間で会社概要や製品理解、営業の基礎を学び、1ヶ月の終わりには、ピッチ(会社紹介・簡単な製品説明)と簡易デモまでできるようになるのが目標です。
その他に、Salesforceとチームスピリットの関係性、SaaS営業の基礎、社内用語、契約関連、社内の営業管理ルールなども学習していきます。各セッションの後には定着度テストも実施しているので、習熟度を確認しながら進められる設計となっています。
「商談を一人で進められるようになる」までの3ヶ月
― オンボーディングのゴールは、どのあたりに設定しているのでしょうか?
ひとつの区切りとしては3ヶ月で独り立ちすることです。ちょうど試用期間が終わるタイミングでもあるので、自分で商談をリードできる状態を目指します。
最初の2ヶ月は、ナビゲーターや先輩社員が商談に同席しながらサポートします。
経験やスキルに応じて、独り立ちのタイミングが前後することもありますが、1ヶ月目と3ヶ月目に上長やナビゲータの方にも入っていただくロールプレイテストを設けており、成長を段階的に確認できるようにしています。
ロールプレイテストの前にも、壁打ち的なショートロールプレイを何度か実施します。お客さまからよくある質問を問いかけ続ける、「QA壁打ちノック」なども実施しています。
― ナビゲーターとはなんでしょうか?
入社された方には、各チームの部長から任命されたOJT担当をつけています。
当社では、この担当者をメンターの方と区別し、ナビゲーターと呼んでいます。学習すべき項目のチェックリストがあるので、そちらを活用しながら、進捗を一緒に確認したり、実務の壁にぶつかった時の相談相手になったりと、伴走型で支援します。
このような体制を取っているので、安心して入社していただけると思いますよ。
より実践的に深く進化したプログラム
― 今後、オンボーディングプログラムはどう進化していく予定ですか?
実は、この4月にプログラムを大幅に変更したんです。
座学時間を減らし、自習にしていたデモ環境の構築やセットアップを一緒に行ったり、ロールプレイもオンボーディングと商談の両輪を頻度高く実施するなど、アウトプットの時間を増やしました。より実践的な内容になったかと思います。
また、お客さまの業務理解や、お客さまが抱えられている課題の仮説立てなど、さまざまなシーンで業務におけるAI活用も実践するようにしています。
これまで法令部分についても座学コンテンツを提供していたのですが、自己学習としてAIを活用し、勤怠に関連する法令部分の知識の整理と、並行してイネーブルメントで作成したドリルを実施して知識の深耕をしていただきます。その上で、不明点を解消するフォローアップを入れる形式にしました。
今後は、全社共通の基礎知識面(会社概要や事業概要など)については人事部などに少しずつ移管ができればと思っています。それによって、営業チームがより深い専門知識や業界知識の習得にフォーカスできるようにしたいと考えています。
また、今後リリース予定のTeamSpiritイネーブルメント(生成AIを活用したオンボーディング支援ツール)も活用していきたいですね。
― 新製品も続々とリリースされていますが、新入社員だけでなく既存の営業メンバーへのオンボーディングはどうされているのでしょうか
基本的には製品ごとに適宜勉強会を実施し、提案できる状態を作れるような支援をしています。
Synclog(AI議事録)についてはプロジェクトチームがリードして初回の営業向け勉強会を開催し、その後の提案に関するノウハウやコツなどにいては「Sharing Success」という場を設け、全体に共有するようにしています。
TeamSpirit タレントマネジメントについては、タレントマネジメント事業開発室と一緒に私が製品営業として打ち合わせに入りながら、提案の流れ・シナリオなどのベースとなる型をつくり、実績やフィードバックを得た内容をもとに、勉強会を開催しています。
TeamSpirit タレントマネジメントについては認定資格制度を導入し、ピッチとデモが一定レベルでできるようになった人から、実案件にチャレンジできる仕組みを取っています。(もちろん、技術支援は私や、タレントマネジメント事業開発室でも行っています。)
このような仕組みを支えるためにも、ぜひ先述のTeamSpiritイネーブルメントも活用しながら、ラーニングコンテンツを充実させていきたいです!
― 最後に、これからチームスピリットの営業チームに興味がある、ジョインしたい!という方に向けてぜひメッセージをお願いします!
業界に関する理解から、製品の歴史や機能まで、順調に理解を深めていけるだろうか、と不安に思う方は多いのではないでしょうか。
チームスピリットのオンボーディングプログラムは、レクチャーする側の視点だけでなく、新たに入社された方からのフィードバックを受け、数年以上かけて改善を重ねたプログラムです。
新しい環境にスムーズに適応し、成功を収めるためのサポートを全力で提供しますので、「チームスピリットで一緒に頑張ってみたい!」という方はぜひエントリーください。
新たなチャレンジをしたい方、大歓迎です!
一緒にTeamSpirit Sales Boot Campを楽しみましょう!
最近入社された方の声をお伺いしました
・オンボーディングのプランは緻密に計算されていて、割と誰でも30日以内でデモや商談でのピッチが可能になっていると思います。疑問に思ったことをすぐに質問でき、その人に合った方法をカスタマイズして最終的な目的を達成できるよう、柔軟性が素晴らしいなと思ったオンボーディング期間でした。指導してくださる村本さんに質問しやすいのも大きかったです。
・コンテンツがとても豊富で、自社プロダクトの理解、マーケットや競合他社の理解、ロールプレイに向けた各種ガイダンスなどを約1ヶ月間でバランスよく学ぶことができました。
・労務やHRに関するプロダクトに携わるのは初めてだったので、どのくらいの知識量が必要になるかもわからなかったのですが、オンボーディングプログラムのおかげで、「何を知る必要があるのか」「自分の理解度はどのくらいなのか」ということのイメージがつくようになり、大変助かりました!
オンボーディングプログラムでセールスやイネーブルメントの方とのリレーションもできるので、その後困った際にもコミュニケーションが取りやすい状態も作れたかと思います。自分の受講後も日々内容もアップデートされているのを見聞きしています。
・勤怠管理や工数管理は、単なるバックオフィス業務という範疇を超え、これからのビジネスパーソンのそれぞれのより良い働き方に直結する業務であり、法改正とも密接に関わり合っています。チームスピリットとして、このパラダイムシフトに参画できたことは大変魅力であり、やりがいのあるビジネスだと感じています。また、生成AIの利活用等でさらに価値の高いサービスをお客さまへご提供するなど、大いにチャレンジできる環境であると思います。


さまざまなポジションでチャレンジが可能です。