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FY27 Team Success Platform事業統括本部 キックオフミーティング “つながる力”で、お客さまの未来を支える

FY27 Team Success Platform事業統括本部 キックオフミーティング “つながる力”で、お客さまの未来を支える

FY27の全社戦略ミーティング「All TeamSpirit」で示された方向性を受け、2026年10月2日、Team Success Platform事業統括本部(以下、TSP)では、独自のキックオフミーティングを開催しました。会場にはTSPのメンバーが集まり、各本部・室のリーダーがFY27の方針と取り組みを共有しました。

※FY27全社戦略ミーティング「All TeamSpirit」のレポートはこちらをご覧ください。
https://tspark.teamspirit.com/1462

司会を務めたのは、セールス&マーケティング統括本部マーケティング部の内田さんと、9月に営業部に配属されたばかりの新卒入社の菅野さん。お二人とも司会は初めてとのことでしたが、息の合った進行で会場を和ませてくれました。

なぜ、いまキックオフミーティングをするのか。他の本部を知り、自分にできる貢献を考える

冒頭、Team Success Platform事業統括本部長の白須さんから、本日の目的が共有されました。
一つ目は、各本部・室の戦略をあらためて理解し、解像度を上げること。そして白須さんが「大事なのは二つ目」と強調したのが、ほかの本部や室の目標と取り組みを知ることです。

「自分の本部だけを考えていればいいわけではなく、我々は一つのサービスをお客さまに提供していく、ファンクションごとの組織です。ほかの本部や室が何をしようとしているのかを知った上で、何が期待できるのかを知ってほしいし、逆に自分が何を貢献できるのかを考えてほしい」

白須さんからの力強いメッセージでキックオフミーティングがスタートしました。

続いて、新任役職者の皆さんが紹介されました。
「社内からも、このお客さまのことなら担当のCSMに聞けば分かる、と名前が挙がる存在を目指したい」「お客さまの一次情報をいち早く受け取る部門として、そこから新たな価値を生み出したい」など、それぞれのマネージャーが今期への抱負を語りました。
会場からは温かい拍手が送られました。

新任マネージャーの皆さん

セールス&マーケティング本部:人と時間のデータを、経営の力に

最初に登壇したのは、セールス&マーケティング本部の本部長、田中さんです。
各本部長・室長は発表の前に“ユニークな自己紹介”も披露し、会場には何度も笑いが起こりました。

田中さんはまず、時代の変化に目を向けました。会社と個人の関係は、かつての共同体から、互いに「選び合う関係」へと移り変わっています。個性もスキルも価値観も異なる人々を、大きな目的のために束ね、成果を出す仕組みが、いま日本の企業に求められている。その仕組みを働き方のデータで支えることこそが、チームスピリットの貢献領域であり、やりがいだと語りました。
そのうえで打ち出したのが、人と時間の実績を経営に接続する「人時データ経営」という方向性です。どの事業に、どのプロダクトやプロジェクトに、どんな人と時間を配分していくべきか。経営にとって重要なこの問いに、データで応えていくことを目指します。また、既存市場を磨き込む「深化」と新たな領域を切り拓く「探索」の両立や、Salesforce基盤ならではの強みを生かした差別化についても語られました。

S&M本部のビジネスループは、マーケティングからインサイドセールス、パートナー、セールス、そしてプロフェッショナルサービス(PS)、カスタマーサクセス(CS)へとつながる「ひとつながりの分業制」です。前の工程の役割は、後の工程を成功させること。同じファクトを見つめて議論し、意思決定し、仮説と違えばまたループを回して変えていけばいい。田中さんは、「すべてはお客さまへの価値提供のために」という言葉で発表を締めくくりました。

プロフェッショナルサービス本部:“高付加価値プロフェッショナル組織”へ

続いて、プロフェッショナルサービス本部(PS本部)の本部長、廣山さんが登壇しました。FY26は、メンバー一人ひとりが品質を守り抜き、目標を達成した一年でした。その経験を踏まえ、FY27は「やり方を変える一年にしたい」と廣山さん。目指すのは、導入支援オペレーションを中心とした組織から、業務コンサルティングやプロジェクトマネジメント、品質保証など、より高い価値を生み出す領域に注力する“高付加価値プロフェッショナル組織”への進化です。
戦略の柱は、「AIで生産性を、パートナー協業で供給力を、業務コンサルで収益モデルを変える」の3つです。

• AIによる業務の根本改革:設定作業などの定型業務にAIを取り入れ、より多くのお客さまをご支援できる体制をつくる
• パートナーさんとの協業による持続可能な導入体制:お客さまの規模に応じて役割を分け、持続可能な導入体制を構築する
• 業務コンサルビジネスの立ち上げ:「導入する」の先へ。マルチプロダクト展開が進む中で、「何を・誰が・どう使うか」を設計し、お客さまが使いこなして成果を出せる状態をつくる。まずはタレントマネジメント領域から始める

最後に廣山さんは、PSが大切にしている行動指針「お客さまの要望の半歩先を考えられるコンサルタントに」について、
「5歩も10歩も先に行ってしまうと、お客さまには理解されません。逆に遅れてしまうと、この人は自分たちの水準では考えてくれないと思われてしまう。お客さまがまだ気付いていないところを、そっと示唆できる。そんな半歩先をご提案できるコンサルタントを今後も目指していきます」
と改めて語り、締めくくりました。

カスタマーサクセス本部:AI駆動型カスタマーサクセスへの進化

休憩を挟んだ後半のトップバッターは、カスタマーサクセス本部(CS本部)の本部長である真瀬さん。

CSの役割は、毎年議論を重ねながら広がってきました。FY27のテーマとして掲げたのは「AI駆動型カスタマーサクセスへの進化」です。
「AIに置き換えるのではなく、すべてをAI前提に再構築する。AIでできることはAIに、人がやるべきところは人が担う。本気で取り組んでいきたいと思います」

組織面では、お客さまとの関係構築に特化したアカウントマネジメント部を新設し、サポートが後ろからしっかり支える体制へと進化します。また、お客さまの状況をスコア化して必要なアクションにつなげる「ヘルススコア」の仕組みづくりにも着手。長年構想してきたこの取り組みが、AIの活用によって実現できるようになりました。ユーザーコミュニティやユーザー会のさらなる活性化にも挑戦します。

真瀬さんは、AIの活用について「アウトカムに貢献してこそ意味がある」と述べ、成果につながる業務改善を前提に取り組んでいく姿勢を示しました。

製品企画開発本部:5年前の決断が、いまの価値をつくっている

続いて、白須さんが今度は製品企画開発本部長として登壇しました。

いまから5年ほど前、事業が大きく成長する中で、白須さんは「5年後、10年後も、法改正への対応や新しい機能の開発を、お客さまに安定して届け続けられるのか」と問いかけ、勤怠計算をはじめとする中核部分を新しく作り変えるという大きな挑戦を決断しました。

また、並行して進めてきたのが外部とつながるためのAPIの整備です。これによりQRコード打刻の用途が広がるなど、特に製造業のお客さまで活用が進みました。さらに、AIの時代を迎えた現在、APIがあったからこそAIとの連携(MCP化)にも素早く対応できたといいます。FY27は、お客さまの事業にインパクトをもたらすプロダクトづくりに取り組み、AIを活用した開発の効率化も進めていきます。

そして、最後にTSPのメンバーへ、「お客さまからのお褒めや感謝の言葉を、開発メンバーに届けてください」とお願いしました。それが開発メンバーの原動力になるからです。また、お客さまからのご要望を積み重ねていくことで、何をすれば適切に価値を届けられるのかが見えてくるとして、新規・既存を問わず、どんどん声を届けてほしいと呼びかけました。

Product & Technology Enablement室:「つながるプロダクト」と「使えるナレッジ」を届ける

続いて、タレントマネジメント事業開発室から名称を新たにしたProduct & Technology Enablement室(PTE室)の室長である福島さんが登壇しました。

FY26は、マルチプロダクトのカバー範囲を広げるとともに、それを支える運用体制の整備に取り組んできました。FY27の基本方針は、「つながるプロダクト」としてのTeamSpiritシリーズと、「使えるナレッジ」の2つを届けることです。

チームスピリットは、勤怠・工数というお客さまの業務の入り口となる強力なプロダクトを持っています。その強みを生かし、プロダクト同士がつながることで生まれる価値を追求していきます。その一例として紹介されたのが、社員の情報を見れば勤務状況や工数、業務経験までが一目で分かる「社員カルテ」の構想です。「勤怠や工数を持っている我々だからこそ、データ連携なしで実現できる」と福島さん。

また、マルチプロダクトのシナリオを前提とした営業デモ環境の勉強会もスタートしています。ナレッジについても、誰もが必要な情報を簡単に引き出せる状態を目指し、基盤づくりを進めていきます。福島さんは「我々だけで完結するものではない。どんどんフィードバックをください」と、各部門との連携を呼びかけました。

AI事業推進室:部門をつなぐハブとして

本部・室の発表の最後を飾ったのは、9月に正式に発足したAI事業推進室 室長の渡邊さんです。

AI事業推進室は、TSP全体の成長と変革をリードするチームとして、AIを活用したプロダクトで事業に貢献することを目指します。新規事業の立ち上げには、売上や請求、利用規約など、さまざまな部門との連携が欠かせません。渡邊さんは、その経験を生かして「新規事業立ち上げのロールモデルになりたい」と語りました。

今後は、セールス&マーケティング本部とともに「売り方」をつくり、ターゲットとなるお客さま像(ICP)の設定やマーケティングプランの策定を進めるとともに、既存のコアプロダクトとの連携を図ります。また、部署を問わず誰でも参加できる勉強会「チームスピリット ビジネスアカデミー」を通じて、会社全体のスキルアップにも貢献していくことを掲げました。

AI事業推進室は、部門をつなぐハブとして、TSP全体でのAI活用を後押ししていきます。

新雪に一歩目を踏み出した“開拓者”たちをたたえるー TSPオリジナル表彰

後半には、マルチプロダクトキャンペーンの表彰が行われました。今年2月、労務管理のプロダクトのリリースにあわせてスタートしたこのキャンペーンは、8月末に終了。プレゼンターの田中さんは、マルチプロダクト推進の先駆者として取り組んできた受賞者の皆さんを、「真っ白な新雪の中に一歩目を踏み出す開拓者」とたたえました。

表彰は「獲得ARRアワード」「獲得件数アワード」「統括本部特別賞」の3部門。特別賞では、提案勉強会を通じて組織全体の提案力を底上げし、お客さまの声を製品の強化に反映した取り組みや、対象プロダクトのデリバリー体制を立ち上げ、案件を完遂させた取り組みが評価されました。「一人が売るものから、組織で売るものへ」「戦略を、売れるだけでなく続けられるものに」―受賞理由として紹介された言葉からも、部門を越えた連携の大切さが伝わってきます。

受賞者を代表してコメントした宮崎さんは、関係部門の皆さんの支援があったからこそ実績を作り上げることができたと、感謝の言葉を述べました。

TSPオリジナルAwardの受賞者の皆さんと、受賞者代表してコメントする宮崎さん

Q&Aセッション:AI時代だからこそ、人とデータが強みになる

最後は、本部長陣によるQ&Aセッションです。事前アンケートで寄せられた多くの質問の中から、白須さんのファシリテーションのもと、ふだんはなかなか聞けないような質問を中心に答えていきました。

「今期、メンバーに最も期待していることは?」という質問に、田中さんは「同じ船に乗っている仲間だという認識を持つこと」を挙げました。遠慮せずに議論し、組織の隙間を「自分が埋める」と言い出せる人こそが活躍していく人だと話しました。真瀬さんは、CSに求めることとして「フットワーク軽く、お客さまとの会話量を増やすこと」を挙げ、白須さんも「臆さずお客さまの中に入り込み、価値を届けられるものを増やしていってほしい」と補足しました。福島さんは、役割と役割の間に落ちている課題を自ら取りに行くことの大切さに触れ、「一人ひとりが少しずつ守備範囲を広げることで、会社は少しずつ変わっていける」と語りました。

「競合と比較したとき、ここだけは絶対に負けないと自信を持っているポイントは?」という問いには、廣山さんが2つの強みを挙げました。
一つは「製品」。勤怠の領域で長年にわたって先進的に取り組んできたことで、働き方に関するデータが蓄積されています。AIの時代には、AIに何を学ばせるかがより重要になるからこそ、このデータが大きな強みになると語りました。
もう一つは「人」です。提案する人、導入する人、そして使い続けていただくために支える人が、お客さまに深く寄り添っていること。「お客さまに寄り添う部分はAIには代われない。だからこそ、これからの時代により重宝される」と述べ、この2つをチームスピリットの強みとしてお客さまに打ち出していきたいと力を込めました。

「これまでの仕事で、以前はこう考えていたけれど、今は考えが変わったということはありますか?」という質問には、福島さんが答えました。

福島さんのキャリアの始まりは、人事給与システムの導入コンサルタントです。お客さまの最前線に立つ中で、当時は営業や開発の立場をなかなか理解できずにいたといいます。しかし、新規プロダクトの導入などで開発メンバーと一緒に動き、営業と一緒に提案を重ねるうちに、それぞれがどんな思いで仕事に向き合っているのかが見えてきました。
「役割ごとにいがみ合っていても仕方がない。今は、その間をどうやって取り持つかを意識するようになりました」
現在取り組んでいるマルチプロダクト展開についても、お客さまに毎日使っていただいているTeamSpiritという大きな基盤があるからこそ挑戦できていると話します。
「プロダクトがうまく動くのは当たり前だと思いがちですが、多くの人の努力の積み重ねがあって、いまに至っている。そのことを実感する場面が多いです」

そして最後に、AIへの向き合い方についても語りました。
「数年前に自分がやって『すごいですね』と言われたようなことも、今ならAIで短時間でできてしまう。過去のプライドや経験は全部捨てて、アンラーニングして、新しいものをどんどん受け入れていく。そう考え方が大きく変わりました」
福島さんは会場に向けて「一緒に頑張っていきましょう」と呼びかけ、回答を締めくくりました。ファシリテーターの白須さんも思わず「いい回答で、感動しました」とコメントし、会場は温かい空気に包まれました。

対話を重ねながら、FY27の挑戦が始まる

セッションの最後に白須さんは、変化の激しい時代だからこそ、現場の声を聞く対話の機会を今後も設けていきたいと語り、約3時間にわたるキックオフミーティングを締めくくりました。

それぞれのリーダーが語った戦略には、「お客さまにより大きな価値を届ける」という共通の思いが込められていました。AIという新たな力を取り入れながらも、その中心にあるのは、お客さまに寄り添う「人」と、長年積み重ねてきた「データ」。チームスピリットならではの強みを生かし、部門を越えてつながりながら、TSPのFY27の挑戦が本格的に始まっています。

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