新米パパが、産後パパ育休を取得してみて分かったこと
「産後パパ育休(出生時育児休業)」制度は、2022年の育児・介護休業法の改正によって新たに施行され、子どもが生まれてから8週間以内に、最大で4週間の育休を2回に分割して取得できる育休制度です。
「仕事」と「子育て」を両立する方法。ライフイベントを迎え新しいライフスタイルを確立していくうえで誰しもが悩むポイントなのではないでしょうか。今回は、現在子育て中でもあり、「リーダーとメンバー」という関係でもあるTeam Success Platform事業統括本部 製品企画開発本部 プロダクトマネジメント部プロダクトマネージャー(PM)の奈良さんと田端さんにお話を伺いました。
プロダクトマネージャーの仕事とは、簡単にいうと製品やサービスの企画から開発・リリース後の改善までプロダクトの全ライフサイクルに責任を持つポジションです。プロダクトを核としてユーザー・ビジネスサイド・開発チームの間でバランスを取りながらプロダクトを顧客に届けていく役割をお二人は担っています。
そのような重要な役割を果たしているお二人が「仕事」と「子育て」を両立する中で、仕事の進め方の工夫や、限られた時間の中で成果を出すための取り組みなど、リアルなお話を伺いました。
田端さんは、ライフステージの変化をきっかけにチームスピリットへの転職を決めた一人。現在は、小さなお子さんの子育てと仕事を両立しているメンバーです。
チームスピリットの開発で取り入れている『アジャイル開発』のスプリントレビュー(振り返り)では、四方八方から意見が出る前提。だからこそ、自分の考慮不足に気づいたら『あ、そこは検討できていなかったです』と正直に言って、その場で考え直すようにしています。もともと、皆さんからたくさん意見をいただく環境に慣れてるんですよね(笑)。
仕事を進める上で大切にしているのは、「完璧でなくても、まずは小出しに共有する」ということです。そうすれば、リスクが雪だるま式に膨らむのを防げますし、『現時点でのリスク』を高い解像度で共有しておくことで、結果的に仕事の進め方もコントロールしやすくなります。
時間があればいくらでも考え込めてしまう仕事なので「タイムボックス(時間枠)」を意識して働いているという田端さん。自らの強みである「できない、わからない、知らない」を素直に周囲に伝えることで、チーム全体のリスクをコントロールしているそうです。
「制約がある中のタイムマネジメントや働き方」には、リーダーの奈良さんも同じ思いを持っているそうです。現在、中学生と小学生になる二人のお子さんを育てている奈良さんですが、チームスピリットに入社した当時はまだ小学生と保育園に通う時期で、仕事と育児の両立に追われる慌ただしい日々を過ごしていました。
20代の頃は経験を積むために体力で頑張っていましたが、子育てが始まるとお迎えの時点で仕事を終えなきゃいけなくなりますよね。でも復職後、この時間制限は子育て期に限らず、社会人として常に意識すべきことかも知れないと気づきました。
私は意思が弱いタイプなので(笑)、子育てという「自分ではコントロールできない制約」によって、強制的にタイムマネジメントを学ばざるを得なくなったことは、社会人としてむしろ大きなプラスでした。「時間が限られている」という強制力があるからこそ、お客さまにどれだけの価値が届けられるかという視点で「何に時間を使うべきか」をよりシビアに考えるようになり、プロダクトマネージャーに必要な判断の精度が鍛えられてきたと感じています。
プロダクトマネージャーとして自律して働くお二人は、子育てが加わっても、仕事への本質的な姿勢は変わりません。
業務をガチガチに切り分けるのではなく、マルチプロダクトとしての価値提供から逆算し、常に最適な役割分担を模索してきたお二人。リーダーである奈良さんは、田端さんやチーム全体と向き合う上で意識していることがあるそうです。
ゴールを示し続けるのがプロダクトマネージャーの役割ですが、そこに私が『これをやって』と細かく指示を出しすぎると、私の考えがチームの成長にフタをしてしまうと思うんです。田端さんはいつも私も気づきの得られる視点やアイデアをたくさん出してくれるので、私がそれを邪魔しないように、いい意味で口を出しすぎないように、というのはすごく意識しています。
それぞれ社内外や開発チームなどとの打ち合わせも多く忙しい日々ですが、1日に15分はチームで打ち合わせをして、タスクや課題に対して、ゴールや方向性があっているかの確認はこまめにするようにしています。そうすることで、自分がやるべきことを考えてそれぞれが自立して動きやすくなると考えています。
二人に共通しているのは、「夜に仕事を再開しない(終業後はきっぱり画面を閉じる)」というマイルールを持っていることです。もちろん「緊急対応の時や、納期、締め切りがあるときは残業もするけど、基本的には時間内で終わるようにする」とのこと。
「だって、仕事に戻ったらもう夜の終わりなき集中モードから帰ってこられないじゃないですか(笑)。寝るのも重要です」と笑う奈良さん。シンプルですが、芯のある言葉です。
子育て期に限らず、たくさんの仕事をどう工夫して時間内に収めるかが、仕事のやりがいであり楽しさだと思うんです。20代の頃に8時間かかっていた仕事を、30代になったら効率化したり、価値につながらない部分をそぎ落として、空いた時間でまた違うチャレンジをする。私は仕事が大好きなので(笑)やりたいことがありすぎて時間は常にありません。TeamSpiritのサービスとしてもやりたいことがてんこ盛りです。
だからこそ、突発的なリスクに備えて、依頼されたタスクの期待値調整はものすごくしています。最初からタスクをパンパンに詰め込むと、もっといいアイデアが出てきたときや突発的な対応などに使える自由な余白がなくなって身動きが取れなくなります。プロダクトマネージャーの仕事柄もありますが、常にタスクの優先順位を最適な状態にできるように、リスク対策も時間を制約にすることで身につくスキルかと思います。
お二人の自律した働き方を支えているのは、『配慮』や『遠慮』といった周囲との関係性の調整ではなく、『限られた時間の中でどう成果を出すか』というプロフェッショナルとしての意識でした。
仕事の話のあとは、子育て家庭を回すためのリアルなツールの話題に。
田端さんが最近導入して救われたというのは、食材を自宅に届けてくれるサービス。クオリティの高いミールキットサービスに出会えたことでかなり負担が減ったそうです。それまでは全力で手作りにこだわりすぎていたそうで、お子さんが「手作りハンバーグとカレーしか食べない」という、嬉しいような困ったような可愛い誤算もあったとか。一方、奈良さんが「これがないと回らない!」と話すのが、衣類乾燥機。雨の日でも大量の洗濯物がふわっと乾くスピード感は、子育て世帯の救世主です。さらに、「子育て世帯は、ドラム式よりも『縦型洗濯機と衣類乾燥機』を分けた方が、両方を同時に並行稼働できて効率的」という、お二人の実体験からくる超実用的なアドバイスも飛び出し、和やかな雰囲気になりました。
完璧を目指すのではなく、今あるリスクをコントロールしながら、限られた時間の中で成果を最大化していく。「仕事」と「子育て」の両方に共通するお二人の工夫には、私たちの日常の働き方をより豊かにし、効率的に変えていくためのヒントがありました。
「産後パパ育休(出生時育児休業)」制度は、2022年の育児・介護休業法の改正によって新たに施行され、子どもが生まれてから8週間以内に、最大で4週間の育休を2回に分割して取得できる育休制度です。
チームスピリットには、仕事と子育てを両立している社員が多く在籍しています。 家事・育児はママにスポットがあたりがちですが、パパもしっかりやっています! Part1に続き、育休(育児休暇)を最近取得した男性社員の方々が、家事・育児と仕事のバランス、今の働き方について実態を話し合ってみました。
チームスピリットには、仕事と子育てを両立している社員が多く在籍しています。 家事・育児はママにスポットがあたりがちですが、パパもしっかりやっています! ママ編に続き、育休(育児休暇)を最近取得した男性社員の方々が、家事・育児と仕事のバランス、今の働き方について実態を話し合ってみました。