40年ぶりの労働基準法大改正 ~制度対応から、未来の組織づくりへ~ みんなで考えるワークショップ開催レポート
2027年に予定されている労働基準法の抜本的改正は、単なる法令遵守の義務を超え、企業の人的資本経営とつながる戦略人事への転換を決定づける大きな契機となります。
2025年11月25日、ベルサール新宿グランドにて開催された「第1回 OBC Partner Consortium 2025」に、チームスピリットのパートナーアライアンス部(PA)が参加しました。PAの重要な活動の1つでもあるパートナーイベントとは、いったいどのようなものなのか。
今回は、当日の会場の様子や、現地でパートナーの皆さまと交流を深めたPA小川さんの活動レポートをお届けします!
「OBC Partner Consortium 2025」とは、株式会社オービックビジネスコンサルタント(OBC)が主催する主に販売パートナー企業向けイベントです。OBCさまは、会計・給与・販売といった基幹業務をシンプルに、そして安定した運用性をもって企業経営を支え続ける「勘定奉行」を筆頭とした「奉行シリーズ」の開発を行っています。
OBCさまはメーカーとして製品開発に注力されており、販売はパートナー(代理店)経由で行われるモデルです。そのため、こうしたイベントでのパートナー企業との横のつながりが、お客さまへのより良い提案に直結します。
本イベントでは、ERP市場における市場動向と案件流入の最新トレンドや導入事例を紹介。その他、HR領域の最新ニーズなど、市場が求めているトピックについてセッションが行われました。
チームスピリットは、以前よりOBCさまの「奉行シリーズ」との製品連携を行っています。
奉行シリーズは、給与計算、年末調整、社会保険など、法改正への確実な対応と安定した運用に強みを持っています。一方、「TeamSpirit」は全従業員が日々使う「フロント機能」として、個社ごとに異なる複雑な就業ルールの設定や、使いやすい打刻・申請ワークフローを提供しています。この2つが連携することで、従業員のためのデジタル化(フロント)と人事労務部門(バックエンド)をシームレスにつなぐことができます。
特に近年は、働き方の多様化により勤務体系がより一層複雑化しており、個社ごとの要件に柔軟に対応できるTeamSpiritのニーズが高まっています。
OBCさまのパートナー企業による事例発表では、株式会社こだわりのDXソリューション部 内藤部長より、大手・中堅企業における「奉行V ERPクラウド※」と「TeamSpirit」の連携導入についての具体的な事例が発表されました。
「情報システム部門がなく、人事労務メンバーだけで運用しなければならない」という制約の中で、いかにして複雑な労務管理をシステム化したのか。従業員1,000名以上の規模を持つエンジニアリング企業の事例をご紹介いただきました。
※奉行V ERPクラウド:奉行V ERPクラウドは、会計・販売管理・人事労務と従業員業務など、幅広い業務を統合管理するSaaS型ERPです。業務アプリケーションからインフラまでオールインワンで提供しています。
導入を検討していた企業の最大の特徴は、全従業員の9割がエンジニアであり、それぞれが異なる派遣先で働いているという点です。 そのため、以下のような課題が発生していました。
・膨大な通勤費変更: 毎月100~300件もの通勤経路変更申請が発生。
・入退社処理の継続的な高負荷: 毎月コンスタントに30名以上の入退社申請が発生し、繁忙期には、一度に80〜100名規模の入退社手続きが必要。
・システム間の分断: 親会社と子会社で異なるシステムを使用しており、データ連携ができていない状態。
結果として、エラー発生率が30%に達するデータの突き合わせや転記作業などを3~4名体制で処理していたため、「労務作業」だけで毎月300時間程度が費やされ、現場は疲弊していました。さらに、社内に専任の情報システム部門がないため、複雑なシステムを導入しても運用しきれないという課題もありました。
こうした課題を解決するため、以下の4点を必須要件としてシステム選定を行いました。
1. 圧倒的な柔軟性: 派遣先ごとに異なる、1,000パターンを超える勤務体系(シフトやルール)に対応できること。
2. 人事だけで運用可能: 外部ベンダーに都度設定を依頼するコストを抑え、人事メンバーだけで設定・変更ができること。
3. 場所を選ばないアクセス: エンジニアが派遣先からスムーズにアクセスでき、かつシステム間が連携していること。
4. 通勤費管理の効率化: 毎月発生する大量の変更処理に柔軟に対応できること。
検討の結果、必要な機能を組み合わせて最適化する「コンポーザブルERP」※という考え方に基づき、 同社は単一のパッケージですべてを賄うのではなく、各分野の「強み」を活かした連携構成を選択しました。
基幹システム(給与・労務): コストパフォーマンスに優れ、法対応も安心な「奉行V ERP」を採用。
勤怠管理システム: 1,000を超える勤務体系にも柔軟に対応できる「TeamSpirit」を継続利用。
通勤費管理: 複雑な経路変更に特化した「えきすぱあと通勤費Web」を新たに導入。
内藤部長は、「システムが乱立すると、どの申請でどのシステムを使えばいいのかよくわからなくなるので、導線をシンプルにするよう工夫しました。また、これらをSSO(シングルサインオン)で統合することで、従業員のスムーズなアクセス環境を構築しました。 」と語ります。
「奉行」で安定的かつ低コストな基盤を作りつつ、TeamSpiritで現場の複雑な働き方を吸収する。適材適所のシステム連携によって、人事主導での業務改革を成功させた好事例と言えます。
※コンポーザブルERP:コンポーザブルERPとは、必要な業務機能を「部品」のように自由に組み合わせて構築するERPモデルのこと。柔軟性と拡張性が非常に高く、ビジネス環境の変化に迅速に対応できるのが特徴です。
セッション終了後は、OBCさま、登壇者、参加者を含めた大規模な懇親会が開催されました。
ここでも小川さんはフル稼働!多くのパートナー企業と積極的に名刺交換を行い、「中堅企業さまへの提案でどう連携できるか」、「コンポーザブルERPの強みとしてのTeamSpirit活用方法は」といった具体的なビジネスの話に花を咲かせました。
今回の「OBC Partner Consortium 2025」への参加を通じて、OBCさま、そして販売パートナー企業の皆さまとの絆がより一層深まったと感じています。
最後に、本イベントで大活躍した小川さんにコメントをもらいました。
OBCさまには、このような貴重な場で登壇の機会をいただき、感謝申し上げます。
本イベントにおいて内藤さまより、非常に貴重なお話を伺うことができました。組織の急拡大による環境変化の中で、かつては膨大なデータを手作業で処理していた状況から、『奉行シリーズ』と『TeamSpirit』の連携によって、月末月初に集中する実務を『わずか30分』にまで短縮された実績は、まさに理想的なDXの姿です。
大手・中堅企業の複雑な要件に対し、奉行で強固な基盤を作りつつ、現場の多様な働き方をTeamSpiritで柔軟に吸収する。この『適材適所の連携』こそが、人事労務の皆さまの業務負担を劇的に減らす鍵であると再認識しました。
こうした成長に伴う組織の複雑化や多様な働き方に真摯に向き合い、効率化を実現された内藤さまの実行力は、会場の皆さまにも大きなヒントになったはずです。今後もこうした『現場が幸せになる活用術』を、パートナーさまと共に広げていきたいです!
小川さん、PAのみなさんありがとうございました!
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2027年に予定されている労働基準法の抜本的改正は、単なる法令遵守の義務を超え、企業の人的資本経営とつながる戦略人事への転換を決定づける大きな契機となります。
チームスピリットは、認定NPO法人CLACKの掲げる「生まれ育った環境に関係なく、デジタルの学びで中高生に希望とワクワクを。」という理念に賛同し、同団体が実施する教育プログラムに参画することで、社会貢献活動を行っています。