Ryusei.N / QAエンジニア
大学卒業後はSIer系企業に入社し、システム運用・受入試験を担当した後に、QAエンジニアとして開発チームに参画。
2017年9月にチームスピリットに入社し、QAエンジニアと社内で一人目となるスクラムマスターも兼務し、品質とスクラムの二方向から開発チームに変化を促した。
現在は、QAチームのリーダーとしてプロダクトと開発プロセスの品質向上をリードしている。趣味はフットサルとスニーカー集め。
社内初のQAエンジニアとしての可能性に賭けてみたい
独立系システムインテグレーターに新卒で入社し、約5年半QAエンジニアとして開発チームに参画していました。ここでの仕事は、お客様の要望を踏まえて、開発や運用などのサポートを担当。テストマネージャーなども任されていました。やりがいも大きかったのですが、業務の性格上、同じお客様と長くお付き合いすることはできないため、作ったシステムに愛着があっても、次へ次へとプロジェクトを異動しなければなりません。せっかくなら、自分の中で区切りをつけられる仕事がやりたいと思い、出会ったのが当社でした。まず自社で開発するプロダクトを持ち、しかもそれが社会的ニーズのある製品で、社会に役立つ点でとても興味がありました。さらに、チームに成長の伸び代があり、これまでの経験を還元できるのではと思ったのが入社の理由です。
現在は、QA(品質保証)チームのリーダーを任されています。チームの役割は、お客様の立場に立って、より質の高いサービスを届けることで、当社が提供するすべてのサービスがQAの対象となります。私はその中でも、新しいサービスである「TeamSpirit WSP」の品質保証計画の作成、品質評価、報告までを行うと同時に、QAエンジニアの経験が少ないメンバーの育成や支援なども行っています。さらに、QAチーム内だけでなく、プロダクト開発チーム全体の開発効率が向上するよう、社内のCI環境構築や改善なども担当しています。
自社開発プロダクトゆえのQA業務のおもしろさを実感
システム開発の中にも様々な仕事がありますが、未経験者が最初に学ぶのがQAの一部であるテストです。「テストするだけ」というイメージが強いため、QAは正直あまり人気のある職種ではありません。しかし、QAには専門的なアプローチが必要な側面もあり、総体的に高いパフォーマンスを発揮することができる業務でもあります。担い手が少ないからこそチームに貢献しやすいという利点もあり、私はこの仕事におもしろさを感じています。一般的にQAは上市前、最後の砦というイメージがありますが、実はそれだけではありません。テストをする前から不具合が出やすい場所がわかることがあるので、それを開発チームにフィードバックすることが可能です。特に当社のように自社開発を行う場合は、途中の各工程でテストや開発に携わることができるため、早い段階での対処が可能です。いわゆる予防QAが可能である分、高品質なプロダクトを効率よく作ることが可能になります。また、工程ごとでさまざまなテストがあるため、どんなテストを行うか取捨選択することも多く、とてもクリエイティブな仕事だと感じています。当社は、今まさに成長途上にある組織です。ゆえに仕事での成功は約束されていません。そういう意味でも自分で考え、工夫をしながら成功を手繰り寄せるような勝負はモチベーションが上がります。とにかく最後までやり遂げる!ということをモットーに、成功へと導いていくことに大きなやりがいを感じています。
会社全体のスキルアップを目標に自らの役割を実行する
今、社外の勉強会に積極的に登壇しています。それは当社のQAチームがどんなチームで、どんな取り組みをしているのかということを発信することで、共感してくれる人にチームの仲間になってほしいと思っているからです。一方、社内の勉強会に関しては、エンジニア文化を大事にしたいという想いで取り組んでいます。私が入社したばかりの頃は、プロダクト開発チームでは、飲みながらテックの話をする「ほろよいてっく」が恒例になるなど、アウトプットを大切にする文化がありました。こうした文化は大事にしていきたいと考えています。今後は、品質保証の範囲や考え方を会社全体に広げていきたいと思っています。サービスをリリースした後には、セールスやサポートといった別のビジネスプロセスへとつながっていきます。そうした状況を踏まえて、プロダクトの品質が、会社にとってどのような形なら最適なのかを、部署の垣根を超えて会社全体の問題として取り組んでいけるような組織にしたいと考えています。当社は100人そこそこの規模です。自分が携わったことが良くも悪くもダイレクトに会社に影響を与えます。だからこそ責任も大きいですがやりがいも大きく、チャンスがゴロゴロ転がっている企業だと言えるのではないでしょうか。