チームスピリット 関西ユーザー会開催レポート
約5年ぶりに開催された東京でのユーザー会に続き、関西ユーザー会を2024年10月18日に開催しました。
私たちの会社は創業から20年以上の歴史を持ち、その過程で多くの先輩方が力を合わせ基盤を築いてきました。
今回は、10年以上チームスピリットで活躍し、会社を支えてきたレジェンド社員にスポットをあて、座談会を開催しました!
こんにちは、カスタマーサクセス統括本部 プロフェッショナルサービス本部でプレミアサポートを担当している中平です。
チームスピリットはおかげ様で社員数も増え、そのぶん過去の価値観や文化が正しく伝わりにくくなってきています。そのため、このインタビューを通じて、会社の深い歴史や文化、価値観を社内外にしっかりと伝えていきたいと考え、この企画を考えました。
創業当初から第一線で活躍される社員の皆さんに、当時の思いや仕事に対してのモチベーションなどを振り返っていただきます。
本企画・ファシリテーターは、在籍10年のわたくし、中平祐介が務めさせていただきます!
今回ご紹介するのはこちらの7名です。
■萩原 建さん 2009年5月入社 製品企画開発統括本部 プロダクトオペレーション本部 パッケージ開発ユニットリーダー
営業や導入・サポートなどバックオフィス以外のさまざまな業務を経験。その後、本来のエンジニアとして開発業務に携わり、現在はアドオンパッケージの開発やサポートサイトの構築・運用などを行う。
■倉谷 彰さん 2011年1月入社 製品企画開発統括本部 プロダクトオペレーション本部 サービス基盤ユニットリーダー
入社後一貫してプロダクト開発に携わり、2017年から開発チームのマネージャーに。2023年からは新規プロダクトの立ち上げに取り組む。
■趙 欣さん 2012年6月入社 製品企画開発統括本部 新規事業開発推進室 プロジェクトマネジメント製品ユニット
インボイス制度に対応した経費関連の機能など、顧客獲得・解約防止につながる機能開発を行う。
■岡田 勝也さん 2013年3月入社 セールス&マーケティング統括本部 営業本部 営業第3チーム
入社時より営業として活動。現在は、主に大企業のお客さまを担当する。
■樋口 麻由さん 2013年4月入社 カスタマーサクセス統括本部 カスタマーサクセス本部 カスタマーサクセス第二部 部長
CSチームの立ち上げやセールスなどを経て、現在はTEX(大企業向け自社製品を指す社内用語)のお客さまに向けたサポートの仕組みづくりを担当。
■橋本 啓彦さん 2013年5月入社 執行役員CCSO カスタマーサクセス統括本部長
SDDなど各部でチームリーダーを歴任し、2022年12月より執行役員に就任。CCSO(Chief Customer Success Officer)。
■宍戸 由美さん 2014年6月入社 カスタマーサクセス統括本部 カスタマーサクセス本部 カスタマーサクセス第二部 コンテンツユニットリーダー
入社時よりCSチームに所属し、お問い合わせ対応、マニュアル作成、セミナーなどを担当。現在は、サポートサイトの改善やコンテンツ制作を行う。
中平:そうそうたるメンバーで緊張しますが、本日はよろしくお願いいたします!
一同:よろしくお願いいたします!
中平:事前アンケートでご回答いただいた内容で気になる点を深堀りしていきたいと思います。まずは萩原さんからですが、「もともとユーザーとしてチームスピリットを使っていた人が入社してくることが結構ある」とのことですが、開発でも多いのでしょうか?
萩原:そうですね、採用面接でもユーザーだったという方は結構多いです。
樋口:CSチームもそんな感じですね。
宍戸:入社の挨拶でも「ユーザーでした」という方は結構いますね。
中平:なるほど。続いて倉谷さんですが、「社会貢献を感じやすい身近な業務のBtoBプロダクトを開発・提供していることが魅力」と回答いただいています。お二人ともやはり開発部門なので、製品視点での回答をいただいたのでしょうか?
倉谷:そうですね。ゲームなどのエンタメ系とかですと、私の場合は飽きちゃいそうなので(笑)。社会貢献性があるというのは良いところかなと思っています。
中平:法律の改正とかも毎年のようにあるので、作るプロダクトには困らない感じはありますよね。止まることがないというか。
続いて趙さんは、どちらかというと文化・社風の面でお答えいただいていますね。
「社員同士の上下関係がなく、平等な立場で働ける」とのことですが、日頃あまり上下関係は感じないですか?
趙:そうですね、肩書きとかを気にせずに社長と呼ばない文化には新鮮さを感じていました(笑)。私が入った時は、とにかく新しいことにチャレンジしていて、すごく面白く感じていました。
中平:今もチームスピリットは人を肩書きや役職名で呼ぶことはないですが、昔からだったんですね。続いて樋口さんは「自由」とお答えいただいていますね。
樋口:そうですね、タスクフォースなどもあるので、自分と接点のない部署や業務を超えて関われるところなどは自由を感じますね。あとは、やることさえやっていれば何も言われないところも自由を感じていました。
中平:自分が手を挙げてチャレンジすればやらせてもらえる裁量があるところも自由を感じる部分かもしれませんね!
続いて橋本さんは「感謝されることが多い」とありますが、詳しく教えてください。
橋本:「チームスピリット」をリリースした当初は、プリセールス、開発、サポートなどをやっていて、お客さま先で起きた「やばい!」みたいな状況で出向くことが多かったんです。でも、そんな時も開発側で「こういう風にすれば何とかなる」といった解決策の提示がありましたし、結果としてお客さまに「ありがとう」と言われて終わることが多かったんです。いざ困ったときには、開発側に相談をしながら社員一丸で解決に向けて動いてくれる、チームワークがいいことが心地よかったですね。
中平:ありがとうございます!続いて岡田さんですね。プロダクトの魅力の観点でご回答いただいていますね。
岡田:やはりいいサービスだと思っていますし、こんなに売れるサービスはもう無いのではないかと思っています。お客さまからも評価いただけているので、売っていて楽しいし、誇りに思えることがずっと営業として続けてこられた要因なのかと思っています。
中平:なるほど、営業ならではの観点ですね。最後に宍戸さんはいかがですか?
宍戸:私は樋口さんと近いのですが、裁量をもって自由に働くことができることに居心地の良さを感じています。あと仕事の内容もそうですが、会社での働きやすさの中で、一緒に働く人を重視するタイプなので、そういった居心地の良さが魅力かなと思っています。
中平:続いての質問です。モチベーションに関する質問ですが萩原さんいかがでしょうか?
萩原:前職はSEとして開発を行っていましたが、私がチームスピリットに入社した頃は開発以外のことをやりながら営業として受注して、導入もやりながらサポートも実施する、といった動き方をしていました。ビラ配りなんかもやっていましたね(笑)。まだメンバーが数名のころは自分がとにかくやらないと、という感じだったので製品認知を広げていくことをがむしゃらにやっていました。なので、気づいたら10年以上経っていたという感じですね。当時、いろいろと経験できたことは今に活きているとすごく感じています。
倉谷:私の場合は前職一緒だった荻島さんと一緒にやっていて、この人だったらちゃんと売れるものが作れる、夢が見られるのだろうなと感じて、その勢いで来た感じですね。
趙:私は入社当時の開発メンバーに一回り上の方がいたのですが、その方がバリバリ活躍されているのを見て、ここで長く働いていても大丈夫だと感じたのが大きいです。
樋口:私は初めて製品を見たときにワクワクしたのと、サポートの立ち上げができることが入社の決め手で、それをひたすら突き進んできたらあっという間に時間が経っていた感覚です。その間、営業や開発も経験しましたが、いろいろと自由にやっていたらあっという間だったなという感覚ですね。自分がやりたいと思っていたことができることに楽しさを感じていたことが大きいです。
橋本:私は前職が大企業と呼ばれる会社で、でき上がった会社・組織だったのでゼロから何かをつくれることがあまりなかったのですが、チームスピリットでは入社時から今に至るまでにいろいろな変化が起きて、会社の成長を実体験として経験できることが楽しかったです。会社の成長とともに、次々に新しいことが必要になって実行していくことがとても刺激的で、気が付いたら時間が経っていました。
岡田:私は営業として、大企業のお客さまに製品を導入していただくことに大きなやりがいを感じるのですが、上場を控えた企業さまに導入を決定していただけた時にも同様にやりがいを感じます。単に製品を販売するだけでなく、お客さまと共に上場準備を進める感覚を味わえるのは、非常に価値のある経験ですね。
宍戸:私は趙さんと同じで、気づいたら過ぎていた感覚です。分からないことがあっても教えてくれるのを待つのではなく、自分から聞きにいっていましたね。当時は樋口さんにいろいろと助けてもらいながら仕事をしていました。当時から会社全員が、忙しそうでも手を止めて真剣に聞いてくれていたのはありがたかったですね。
中平:続いての質問です。ハワイ・上場というワードが並んでいますが、それ以外の気になるワードについて質問させてください。倉谷さんは東日本大震災ということですが。
倉谷:有償の製品版を初めてサービスリリースをしようとしていた頃が、東日本大震災が起こった時期でした。当時の状況を加味して製品リリース時期を遅らせる判断をしたのがすごく印象に残っています。その時に働いていたビルがものすごくしなって、隣のビルにぶつかるのではとヒヤヒヤしていたのも、思い出にとても残っていますね。
中平:ありがとうございます。続いて樋口さんですが、「打刻ガジェットの不具合を直してリリースしたら、今度は打刻ができなくなった」、これはどういったことでしょうか…?
樋口:10年以上前にはなりますが、打刻ガジェットに不具合があったので直して製品リリースしたら、その直後に今度は打刻できない事象が発生したんですよ。これが一番印象に残っていますね。昔は今と違い製品の不具合がたまにあったので、サポートの立場としては冷や汗ものでした(笑)。
趙 :昔はそういった事象もあったので、今も緊張感をもって開発・作業を実施していますね。
岡田:私はあるエンタープライズ企業さまから受注できたことが一番印象に残っています。当時はコンペ形式で複数社残っていた状況で、製品評価的にも厳しい状況でした。ただ、そこから営業・開発・経営など複数の部門を横断しながらスピード感をもって顧客提案を推進できたことはとてもいい経験でした。推測にはなりますが、ラスト3社に残ったときの緊張感は相当なものがありましたね。チームプレーで獲得できたことはとても印象に残っています。
中平:続いての質問です。これからの会社に期待していることや自分がやっていきたことを教えてください。
萩原:私の現在のチームはTS Circleの改善や公開パッケージと呼ばれる外部開発を実施するチームです。今後はツールも増えてきているので、出して終わりではなく継続的に改善したり新しいものをスピーディーに提供したりする活動を実施していきたいと思っています。
倉谷:私ははじめてマネージャーに昇格したときがちょうど開発チームを拡大しているときで、ミドルマネジメント、特にピープルマネジメントに苦労してきました。ピープルマネジメントは学びにくい分野なのに加えてマネージャーが泥臭く手元でデータを管理していて非常に非効率だと感じています。なので、ピープルマネジメントを製品・仕組みで効率的にできるものを作ってマネージャーを助けていきたいと思っています。
趙:私は会社の課題に対して一つずつ取り組んで解決に向かって動いていきたいと思っています。
樋口:私はちょうどチームスピリットに入社したタイミングが、サブスクリプションサービスができ始めた頃でした。現在ではビジネスモデルとして確立されてきているので、今まで以上にユーザー数を伸ばして頑張っていきたいと思っています。
橋本:私は上場時のときのように全社が一つの目標に向かって動いていけるものを掲げて、それに向かってチームという単位ではなく会社という単位で動き、その喜びを分かち合えるようになりたいと思っています。数字だけではない、分かりやすい目標を立てて全社で分かち合えるのもいいかなと思っています。
岡田:私は営業として最前線でこれまで走ってきたので、次のチャレンジとしてメンバー支援ができるといいなと思っているところです。
宍戸:私は社長も変わったことでいい意味での変化に期待しています。橋本さんがおっしゃった、数字だけでない分かりやすい目標をみんなで達成し喜べるといいなと。個人的には、現在は時短勤務なので、フルタイムに戻ったあかつきには新しいことにチャレンジしていきたいと思っています。
中平
皆さんご回答ありがとうございました。私の知らない昔話も含めて皆さんの支えがあってここまで来られたのだなと改めて感じることができました。これから次の10年に向けてさらなる成長ができればと思います。改めて過去・現在・未来についての貴重なお話をありがとうございました!
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