オフィス見学会レポート ー キャリアを真剣に考える高校生たちを迎えて ー
チームスピリットでは、「会社として積極的に社会と関わり、世の中に貢献していきたい」、「社員の皆さんやご家族に対しても、社会貢献を通じて新たな経験や気づきの機会を提供したい」という想いから、社員が任意で参加できる社会貢献イベントをいくつか企画しています。
2024年7月30日に、チームスピリットをご利用していない企業さまや一部導入企業さまもお招きして、初のオフラインでのビジネスセミナーを開催いたしました。
今回、「労務トランスフォーメーション」セミナーを企画、運営をしたSales&Marketing Division(SMD)の福川原典子さんに、その狙いや想いをお伺いしました。
今回、「労務トランスフォーメーションセミナー」を企画した理由は、主に2つあります。
1つめは、エンタープライズ企業のお客さまに対して、チームスピリットの価値訴求をする取り組みを、今まで実施できていなかったことです。
労務部門の役割は、生産性向上を目的とした働き方改革の実現等、高度化・複雑化しながらも、勤怠管理などの日常業務に追われるなどの課題が多く寄せられています。チームスピリットは、日本の複雑な労働環境に適応したクラウド型の勤怠・工数管理ソリューションである「チームスピリット」を多くのエンタープライズ企業さまに提供してきた実績とノウハウがあります。エンタープライズ企業の労務部門の方に、複雑で難易度の高い課題解決について先進事例を基に情報提供をしつつ、チームスピリットの価値訴求の場となれば、と思い企画しました。
2つめの理由としては、労務は会社にとっては必要不可欠な業務にも関わらず、フロントサイドの社員だけではなく、ご自身たちですらその重要性が十分に認識されていないと感じたことです。今回のセミナーで労務担当の方自身にも、労務の業務価値、重要性がどれだけ高いのかを再認識していただきたいと思いました。
可能な限り作業をDX化することで、本来取り組むべき業務に時間を活用できることを参考にしていただき、「“持続的に成長できる会社”をつくるのは労務の自分たちなんだ」というマインドになっていただければと思い、企画しました。
当日のアジェンダ
15:30 特別ゲスト講演
「日揮グループにおける労務トランスフォーメーション」
日揮ホールディングス株式会社 専務執行役員CHRO 花田琢也 氏
16:00 トークセッション
「Mipoxの労務トランスフォーメーション“DXで実現する未来の働き方“」
Mipox株式会社 代表取締役社長 渡邉淳 氏
株式会社チームスピリット 代表取締役CEO 道下和良
16:45 専門家講演
「今後の労働法の抜本改正と「戦略労務」へのトランスフォーメーション」
社会保険労務士、公認心理師、
一般社団法人 情報経営イノベーション組織研究機構・代表理事
フォレストコンサルティング経営人事フォーラム代表 松井勇策 氏
日揮グループは、エネルギーや産業インフラなど幅広い事業領域を対象とする総合エンジニアリング事業、オンリーワン技術が支える機能材製造事業の2つの事業セグメントを中心に、世界のあらゆる地域でビジネスを展開されています。
日揮グループでは、長期経営ビジョン“2040年ビジョン”の実現に向けて、経営戦略と連動した戦略人事の推進を掲げ、人事戦略の重点プログラム「船中八策」を機軸に人的資本に取り組まれています。
その目指す姿として「人財グランドデザイン2030」を取りまとめ、その具体的な施策を“物心両面の充足”などの5領域に分類しています。
現在推進中の戦略人事を基調に、労務領域における実践事例をご紹介いただきました。
Mipox株式会社は、1925年創業、1970年代から研磨事業に参入し「塗る・切る・磨く」というコア技術をベースに、ハイテク分野にも展開し、ニッチ分野でのトップ企業として成長を遂げられてきました。
Mipox株式会社の代表取締役 渡邉淳氏を迎え、チームスピリット代表取締役CEOの道下とDX・IoTの推進により、働き方の多様性を実現した労務の取り組み事例を対談方式でご紹介いたしました。
本対談では、2000年代後半に経営再建のために実施した「徹底した情報共有と行動の可視化の取り組み」から、「公平・公正・透明性」を突き詰めたオープンなカルチャーの醸成、人事制度の改革、セルフマネジメントできる働き方の実現、また渡邉氏が経営で大切にしていることまで、幅広くお話しいただきました。
社会保険労務士であり、雇用系シンクタンクの一般団法人 情報経営イノベーション組織研究機構 (略称:iU組織研究機構)の代表理事である松井勇策氏に、近い将来予定されている労働法の抜本的な改正と、それに伴う企業の労務管理と経営の変革についてお話いただきました。
政府から確定的な方針が示されている、今後数年間の労働法の抜本的な改正と政策について実務的に解説。働き方の実態を捉え、支援とルールのあり方を経営観点で意思を持って設計・改善し続けるために、先取りした事例にも触れ、先行して5月末に確定した同じ趣旨を持つ育児介護休業法の改正についてもお話しいただきました。
・HR分野でのDX推進をする立場として、データを活用したダッシュボードはぜひ取り組んでいきたいと思いました。
・具体的な施策をお聞きでき、参考になりました。
・今後の法改正について政府とのつながりなど、最近の動向が知れて非常に良かったです。
・製造部門の目標設定のシンプル化や、システムで表示するデータ内容が参考になりました。
・大企業の取り組みが聞けて良かったです。また、中小の先進的な取り組みも興味深かったです。
・松井先生の講演では、政府や行政の考えを知ることができました。
福川原さん
今回のセミナーは、限られた時間の中での企画、開催であったため、集客方法や社内調整など反省すべき点はありましたが、参加者の方から非常に満足度が高い内容であったとフィードバックをいただけました。
無事に開催できたことを嬉しく思います。また、私にとっても初めての試みであったため、達成感と共に多くの学びがありました。
今後は、エンタープライズ企業さま向けの企画を年間通じて展開していく予定です。 変化の激しいこの時代に、より良い組織作りに励む企業さまの課題解決の糸口となるセミナーをご提供し、
セミナーを通じて、お客さまとの長期的な関係性の構築とご支援をしていきたいと思っています。
チームスピリットがこのような取り組みを継続的に実施することで、お客さまから「こんな活動を行っているのか」と認知していただき、チームスピリットの価値向上にも貢献していきたいと思っています。
セミナー全編を動画でご視聴いただけます。
チームスピリットでは、「会社として積極的に社会と関わり、世の中に貢献していきたい」、「社員の皆さんやご家族に対しても、社会貢献を通じて新たな経験や気づきの機会を提供したい」という想いから、社員が任意で参加できる社会貢献イベントをいくつか企画しています。
チームスピリットの事業年度は9月から始まります。 2024年度が間もなく終了し、新たに始まる2025年度に向けて、全社ミーティング「All TeamSpirit」が7月23日に開催されました。
2024年6月12日に、チームスピリットをご利用いただいているユーザー企業さま約50名をお招きし、「チームスピリット ユーザー会」を開催いたしました。 本記事では開催当日のスタッフの奔走ぶりなど、その舞台裏を追いました!