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Open the Door 新年のご挨拶とCEO就任1年を振り返って

Open the Door 新年のご挨拶とCEO就任1年を振り返って

新年明けましておめでとうございます。 

昨年もオープン社内報「チムスピPark」をお読みいただき、誠にありがとうございました。2025年も、社員の皆さまと共に「チムスピPark」を通じて、社内外の皆さまがつながりを感じられる場を提供できるよう尽力してまいりますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします! 

2025年の1回目は、CEO道下さんに就任1年の振り返りと今年の目標をお届けいたします。 

編集部:明けましておめでとうございます!CEOに就任されてからあっという間に1年が経ちましたね。 

道下:明けましておめでとうございます!いや~、本当に1年が瞬きをするような早さでしたね(笑)。 

編集部改めてこの1年の感想や今年の目標などについてお伺いしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします! 

Q1. 就任から1年間を振り返り、一番印象に残っている出来事や、ご自身の挑戦は何でしたか? 

外資企業でのキャリアが長い道下さんが、日本の上場企業のCEOに就任されること自体が挑戦であったと思いますが、この1年を振り返られて率直な感想はいかがでしょうか。 

自分の感想とは少し違う話になるのですが、先日Oracleに新卒入社して初めて担当したお客さまたちとお会いしたんです。もう30年近くのお付き合いになるのですが、その皆さまから「良い顔をしているね」と言っていただけたんですね。

30年近く、私の良いときもキツいときも見てくださっているお客さまから、客観的に見てもポジティブに仕事ができているのかなと思いました。もちろん多くの課題や困難はありますが、経営チームをはじめとする一緒に戦う仲間がいるので、孤独な戦いではないことが大きいと思っています。 

会社が変わられても、お客さまとずっとお付き合いがあるのはすごいことですね…!

道下さんの具体的な挑戦については、どんなものが挙げられますか? 

創業者でもなく、外資企業のようなトップダウンを背景としたカントリーマネージャでもない私が、会社を引き継いだ経営者として、できるだけスピーディに社内外の信頼を得て求心力を高め、会社組織と事業を力強くドライブして行く環境づくりやその実行がこの一年の挑戦でした。

そのために、具体的な私自身の決断や活動として実施したことは多くあります。まず、社内において、全社的な支援とケアを必要としていた部門の皆さんの業務環境を改善するために、社内の調整や仕事の仕方を変えるところから始めました。

良いことも悪いことも、できるだけオープンに社内に情報共有できるよう、経営会議をオープン化してライブ配信を開始しました。また、今後の戦略を、熱量をもって社員の皆さんと共有できるような全社戦略会議の「All TeamSpirit」も実施しました。  

「All TeamSpirit」の開催は、社員からも「会社の本気度が伝わってきた」ですとか、「経営を自分事化することができた」といったポジティブな声が多く聞かれましたね。

そうですね。それから、お客さまのもとに足を運ぶのはもちろんのことですが、ユーザー会のようにお客さま同士で情報交換や意見交換をして有意義な時間を過ごしていただくようなコミュニティづくりを推進するなど、パートナーさまとの協業もこれまで以上に積極的に取り組みました。

株主や投資家の皆さまに対しても、四半期で実施していた機関投資家さま向けの決算説明会の模様を動画で一般公開しました。個人投資家さま向けについては、決算説明会を質疑応答含めて丁寧に実施し、YouTubeで一般公開しています。

すべてに共通しているのは”Open the Door”の精神で、できるだけ情報やコミュニケーションをオープンにし、こちらから能動的に外部に働きかけに行くということを意識しました。こうした積み重ねで、シンガポール事業の大幅縮小といった大きな経営判断を実行し得る下地をつくっていけたのだと思っています。

Q2. CEO就任前後で感じられた会社の「強み」や「課題」で変化した部分はありますか? 

昨年ご就任直後に伺ったインタビューでは、“歴史の積み重ね”という部分でのリスペクトと変化の必要性をおっしゃっていましたが、1年経ってその印象はいかがでしょうか。 

印象自体に大きな変化はありません。 

会社の「強み」や「課題」で変化した部分はありますか? 

会社の強みとしては、やはり「お客さま」と「社員の皆さん」だと思います。2,000社のお客さまが日々ご利用してくださるのは、お客さまと製品・サービスに真摯に向き合っている社員の皆さんの誠実さの賜物であると、深くリスペクトしています。

一方、課題としては「変化」への対応があります。お客さまからのご期待や競合が変化する中で、その変化を感じ取り、市場にフィットするように自らを変えていく姿勢をもっと強化する必要があると思います。また、こうした変化への姿勢を阻む要因の一つとして、現場からも指摘される「部門間の壁」があると感じています。

Q3. 就任当初に掲げた目標に対し、達成できたこと、さらに取り組むべきと感じることを教えてください 

道下さんが注力して取り組まれたことを挙げていただきましたが、さらに取り組むべきことがあれば教えていだけますか? 

この一年において、社内の状態をいろんな意味で「Back to Health(健康に戻す)」するプロセスに自分の時間を7〜8割費やしました。正直、この一年は社内の出来事に対処して組織を整えるという内向きの仕事に、自分の時間の7〜8割を費やさざるを得なかった部分もありますが、今年はもっとお客さまや事業に向き合い、外向きの仕事をする時間を増やしていきたいと思います。

外向きの仕事とは、具体的にはどのようなことでしょうか。

外向きの取り組みとしては、お客さま先に足を運び、パートナーさまと協働する時間を増やすこと、そしてIR活動についても新しい活動を取り入れていきます。

個人投資家さま向けのIR活動に関しては、決算説明会を実施して動画を公開しましたが、実際にご参加をいただけているのは既存の株主さまが大部分です。新規の投資家の方にチームスピリットを知っていただけるよう、証券会社が主催する説明会へ参加をするなどの新しい取り組みを、高橋CFOのリーダーシップのもとに実施していきます。

Q4. チームスピリットの社員に期待することは何ですか? 

ご就任時に道下さんが持つ4つの大切な価値観についてお答えいただきました。改めて、現在社員にどのようなマインドセットや価値観を持ってもらいたいとお考えでしょうか? 

就任時にお話しをしました4つの価値観は、体現していけるように引き続き期待をしています。それに加えて期待することは、なんといってもFY25のカンパニースローガンでもある “Open the Door” の精神の体現ですね。

具体的にはどのような行動を意識すれば良いのでしょうか?

自分の目の前に築いてしまったドアを開け放ち、外の世界に踏み出すことと、外の世界からの人やコミュニケーションを迎え入れることです。
残念ながら社内において、お客さまのご要望や市場の動向よりも、社内の論理や自部門の論理が優先されて語られているシーンを見ることがまだまだ多いと感じています。エンタープライズ事業も新規事業も、もっともっと加速させていかなくてはなりません。社内の引力に引っ張られることなく、開け放ったドアの向こうに力強く踏み出し、駆け出して、スピード感を増していきたいです。

Q5. 個人としても会社としてもブレイクスルーするためには、具体的にどういったことをするべきでしょうか 

個人としても会社としても伸び悩みを感じた時に、道下さんの場合はどうされますか? 

 とにかく外に向けた活動量を増やすことですね。
迷ったとき、悩んだときに「求めるべき真実はお客さま先にある」というのが私の信念です。逆にいうと伸び悩みを打破するためのキッカケやヒントはお客さま先にしかないと思います。私が営業だったころも、数字が伸び悩んだときほど活動量を増やしてお客さま先にいきました。すると、やっぱり風向きが変わったので、この行動もまさに “Open the Door”です(笑)。

Q6. 最後に、改めて全社員に向けてメッセージをください!

それでは最後に、2025年初回のインタビューということで、全社員に向けてメッセージをいただけるでしょうか。

 「“Open the Door”を楽しもう!」ということを、ぜひお伝えしたいです。

一般的に、自分の殻に籠り、コンフォートゾーンで仕事をしていれば心地よいのは当たり前です。そこをあえてドアを開け放って一歩外に踏み出したり、他者を迎え入れたりするということは億劫で、面倒なことだと感じることもあると思います。だからこそ頭では理解していても、行動としては外向きの活動が疎かになり、優先度が下がってしまいます。優先度が下がった状態が常態化すると、ますます殻に籠る結果となります。

そこをあえてドアの向こうに踏み出し、その先の出会いや気づき、一瞬で偶然のセレンディピティが自分を変化させ、成長させてくれたことを皆さん経験されていると思います。そうして得られた自分の変化や成長は、その過程も含めてとても楽しいものだと思います。だからこそ、「“Open the Door”を楽しもう!」、それも「ともに楽しもう!」とお伝えしたいです!

道下さん、ありがとうございました。
皆さま、2025年もどうぞよろしくお願いいたします!

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