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常に疑問と探求心をもって、仕組みと「人」で顧客体験を向上させる

常に疑問と探求心をもって、仕組みと「人」で顧客体験を向上させる

同じディビジョン(部署)でも、意外と知らない隣のチームの実態を座談会形式で紹介していく本シリーズ。
どんな業務をしていて、リーダーたちはどんなことを考えながら仕事と向き合っているのか?
チームを牽引するリーダーたちが熱いトークを繰り広げます!

今回ご紹介するのは、Customer Success Division(以下、CSD)のCustomer Success Dept.(以下、CS)です!

樋口 麻由さん}

樋口 麻由さん

2013年4月入社 CX-TEXチームのリーダー

松田 紘幸さん}

松田 紘幸さん

2019年1月入社 CX-TSFチームのリーダー

曽我 峻さん}

曽我 峻さん

2023年5月入社  CSMチームのリーダー

Customer Success Division(CSD)/ Customer Success Department(CS)の組織図

お客さまからも社内からも頼られる鉄壁のサポートチーム

それでは、我々CSのリーダーズディスカッションは私がファシリテーターを務めさせていただきますね。

重鎮のお二人と一緒に座談会させていただくなんて、プレッシャーで胃が痛くなりそうです・・・(笑)。

何を言っているんですか(笑)。

では、早速始めましょうか。CSDの中はProfessional Service Department(以下、PS)と、CSで分かれていて、さらにCSの中で3つチームがあります。

私のCX (Customer Experience)‐TSF ※1チーム、樋口さんのCX-TEX ※2チーム、曽我さんのCSM(Customer Success Manager)チームですね。CXはすべてのお客さまに向けたサポートの仕組みづくりを担っています。 曽我さんのCSMチームの役割を教えていただけますか?

※1 TSF:中小企業向け自社製品を指す社内用語
※2 TEX:大企業向け自社製品を指す社内用語

私たちのチームは「チームスピリット」をご利用いただいているお客さまに対して、利活用の促進と、ロイヤルティを高め長期的かつ緊密な関係を築くことが主な役割になります。

「チームスピリット」は多機能なので、私たちCSMはお客さまの担当として他社事例を含めて「こういう活用ができますよ」といったフォローアップ活動をし、お客さまの活用度・満足度を向上させる活動をしています。

CSMは担当のお客さまとの1対1の対応で、私たちCXは問い合わせ対応やFAQを活用したマスのお客さま対応ですよね。

そうですね。CX‐TSFはお客さまからの問い合わせの対応や、サポート全般の仕組みづくりとして、サポートサイトのメンテナンス、FAQやマニュアルなどの各種コンテンツづくり、メルマガ配信、セミナーの開催などを実施しています。あとは、契約更新も私たちが対応しています。

樋口さんのCX-TEXは新しいチームで立ち上がったばかりなので、ゼロから仕組みをつくらないといけない状態ですよね。

そうですね。まだ立ち上がったばかりのチームなので、今はマニュアルづくりをメインに進めています。
お客さま向けのマニュアルはSD(Service Development)側でも作成しますが、システム的な内容ではなく活用促進のためのマニュアルづくりをしています。

また、SDが社内向けに作成した仕様書をさらに嚙み砕いて、お客さまに提供できる状態にしてくこともしています。
その他、パートナー企業がお客さまの導入をする際の問い合わせにも対応していますね。

お客さまからの問い合わせに関しては、基本的にPSが担当としてついているので、私たちが汎用的な回答で返してしまうと、プロジェクトを進めているPSと相違が起こることがあるので、PSと連携しながら対応をしています。  

樋口さんのチームはPSとの連携が重要になりますね。

はい。新しいシステムは調べるだけでも、ものすごく時間がかかるんですね。かつ、何がどこにあるのか整理されていない状態なので、整理整頓を含めた部分を私たちが担うことで、PSの担当者がお客さまに素早く対応できるようにしています。

製品の活用ノウハウを社内で一番知っているチームであること

曽我さんのチームのミッションは何ですか?

CSMのミッションはロイヤルカスタマーの創出です。

担当者の方だけではなく、決裁権のある方との関係を築き、「チームスピリット」の有効的な活用とその発信をしていただけるお客さまの創出をしていくことですね。

そのために、お客さまと定期的なコンタクトを取り、まずはお客さまとチームスピリットについてだけではなく、他愛もない会話ができる状態にすることが最初の一歩となります。

それによって、チームスピリットに対しての本音を引き出せるようになりますので。

私たちのミッションは、社内で一番TEXについて知っているチームであること。
製品に対しての技術的な知識の深さではなく、誰に連絡したら求めている情報が得られるか、どこに必要な情報があるのかを含めて知っていることですね。

日々の活動としては、SDが書いた仕様書を読んで自分たちで検証し、ドキュメント化してお客さまに提供していきます。検証している時間が長いですね。

現状だとお客さま自身での自己解決はなかなか難しいと思うので、私たちサポートするメンバーが必要な資料へすぐにたどり着き、かつ読んでパッと分かること。そうすることで調べる時間が圧倒的に減るので、結果お客さまへのフィードバックのスピードもあがります

なるほど。
TEXの場合は、基本的にプレミアサポートを契約していただくので、お客さまからの質問がプレミアサポート担当にくると思うのですが、樋口さんがつくった資料がサポートサイトにアップされていて、それを参照するんですね?

資料のアップもしていますし、きちんとカテゴリーを分けて、ここにいけば関連する資料が必ずあるという状態をつくりたいと思っています。
サポートサイトになければ足りない資料なので、作成していくということをしています。 資料を探す時間が一番もったいないと思うので、探す時間をなくすための活動に注力しています。

私たちはどちらかというと、お客さまに対しての業務がメインではあるけれども、CSMやエンタープライズの有償サポートをしているPSといった社内メンバーに向けても業務をしていますね。

私のチームも同じように、社内で一番製品の活用ノウハウを提供できるチームであることをミッションに掲げていますね。
お客さまが自学・自走して活用できることを徹底的に追及して、さまざまなコンテンツやサービスを提供しています。

常に全体を把握し、すぐにフォローできる体制でいる

チームリーダーとして、日頃何か意識していることがあれば教えてください。

一番はメンバーが働きやすいように、メンバーの話や意見をしっかり聞くようにしています。

自分も担当しているお客さまがいるので、なかなかまとまった時間が取りにくいのですが、働きやすい環境をつくることも仕事だと思っています。

私は、チーム内で何かあったときにすぐ対応ができるよう、できる限り予定をあけておくようにしていますね。
あと、メンバーから何か相談された時に、「ああ、あの件ね」と分かるように、Slackやメールなどは基本的に未読ゼロで、できる限り目を通しています。その中で気になることがあれば、こちらから確認やフォローをするようにしています。

曽我さんほどできていないとは思いますけど、メンバーがパフォーマンスを出しやすいように意識をしています(笑)。

いやいやいや(笑)。
うちのチームのメンバーは、経営層の方や上のポジションの方々とのコミュニケーションに遠慮してしまうことがあり、私は遠慮は不要(笑)と考えているので、そういった部分の架け橋に自分がなるようにしています。

曽我さんのチームも人数が多いですが、マネジメントは大変ですか?

マネジメントというよりも、慣れていないと誰に何を聞いたらいいかであったり、必要な情報のありかを探すのにどうしても時間がかかってしまうので、そういった部分のフォローが重要になりますね。本来、時間をかけるべきはお客さまとのコミュニケーションになりますから。

だいぶ情報の整理整頓はできてキレイになってきたかなとは思っていますが、今後も整理整頓はどんどんやっていかなければいけないところですね。

ちなみに、曽我さんが楽しいと感じる部分はどこですか?

皆さん積極的に新しい意見やこれまで気づかなかったやり方などをいろいろと提案してくれるので、楽しいですよ。いいチームだなと思います。

樋口さんのチームはどうですか?
新しいものをつくっていかないといけないので、大変ですよね。

そうですね、大変なことは問題が起きる前に察知をしないといけないことですかね。
問題が起きる前に問題提起をすると、1人でコトを荒立てようとしているように見えちゃうんですよ。でも、数か月後に結構な問題が起きるってことも実際にあるんです。
なので、面倒くさいと思われても自分が納得するまでちゃんと調べたり確認をしたりします。

サポートの仕組みも発展途上なので、そのあたりが大変ですよね。
逆にやりがいでもあるんですかね?

何も決まっていないから、真っ白な画用紙に絵を描いているようなものなので楽しいですよ。
ダメならやり直せばいいんだから(笑)。トライ&エラーでやっていくしかないです。

私たちCX-TSFは仕組みなどがある程度出来上がっているので、樋口さんのチームのような大変さはあまりないかもしれないですね。
ただ、日々問い合わせとか、自分たちでコントロールできないものが多いので、そこに対応しないといけなのが大変なところではありますね。

製品が成熟して安定しているとはいえ、私たちCSが製品に影響を与えるようなフィードバックができたり、仕組みを改善できたりするのはやりがいを感じますね。

「善意の関心」で行動できるチームでありたい

皆さん、それぞれミッションに取り組まれていると思いますが、これからどういったことに注力していきたいですか?

もっとお客さまの理解度を高めていきたいですね。お客さまの現状をしっかり理解することと、次にどのステップに行きたいのかという要望をどんどん引き出していくチームになりたいです。

私たちのチームは立ち上がりということもあるので、しばらくは短距離走かなと思っています。100mを全力疾走して3分休憩を入れて、また走ってみたいな動き方の繰り返しがあと2年くらい続くのかなと予測しています。
そこから、徐々にマラソンにもっていき、CX-TSFチームの状態に持っていければと思っています。

樋口さんのチームは瞬発力と回復力がいりますよね(笑)。

私たちはCXの名に恥じないように顧客体験を向上させ、サポートや契約関係のオペレーションなどの仕組みをもっと改善していきたいです。
Salesforce上にデータが溜まっているので、これをもっと活用してデータドリブンなカスタマーサクセスチームにしていきたいと思っています。また、これからはユーザコミュニティを強化していきたいので、そういう活動に強みがある人は大歓迎ですね。

少し話はそれますが、CX-TSFチームでは行動指針として「善意の関心」というものを掲げています。

人はパパラッチ的な関心は持ちやすいんですが、そうではなくて自分が何かしら役に立てることがあれば担当でなくてもやる、フォローするといったことを積極的にするために関心を持つ。この「善意の関心」をもってみんなに接する、行動するということをチーム全体でもっと意識したいと思っています。

私がすべてのSlackやメールなどをチェックしているのは、そういう理由もあります。 ぜひチームメンバーにもそうあってほしいなと思います。

お客さまの真のニーズを引き出すコミュニケーション

同じCSですけど、3チームがそれぞれ取り組んでいることや状況が違うので、結構求められるスキルやマインドが違うのかなと思いますが、樋口さんのチームはどうですか?

繰り返しになりますが新しい仕組みをつくっていくチームなので、自分で考えて、自分で進んでいくことができないとCX-TEXは難しいと思います。
自分で仮説を立てて検証をして、それを実行に移す人には楽しいと思いますね。それの繰り返しなので。

なるほど。
CX-TSFは探求心があって、細かい配慮ができてテキストコミュニケーションができる人ですね。
Salesforceの知識も必要ですし、「チームスピリット」やバックオフィス業務の知識、お客さま対応も求められるため、覚えることがたくさんあるので、探求心が必須だと思いますね。

それと、お客さまとのやりとりはテキストコミュニケーションがベースなので、お客さまが求めていることを汲み取って、聞かれていることと答えがずれたりしないようにする必要があります。

例えば、お客さまから「Aはできますか?」という質問が来たとしたら、「できません」とだけ回答するのではなく、なぜその質問が発生したのかという背景を察知して、「Aはできませんが、Bの方法であれば〇〇をすることができますよ」という提案ができることですね。

CSMはお客さまの課題を理解して、その課題解決に向けて考えて行動することができる人ですね。
お客さまが何を求め、何が伝えたいことなのかを汲み取り、仮にすぐ回答できなくても社内に持ち帰ってきて正しく関係者に伝えられることです。

あと松田さんが言われたように、AはできないけれどもB、Cのやり方であれば目的を達成できるという会話をお客さまとできることですね。

常に「なんでだろう?」と疑問に思えることが大事ですよね。

そうですね。私たちはチームスピリットの導入が終わって運用をしているお客さまが対象なので、「なぜこれが必要ですか?」と切り込めるコミュニケーションも大切です。
「社内でこう変わったからです」と引き出せれば、「ではこちらのやり方はどうですか」と提案ができるので。

お客さまに言われるがままではなくて、こちらから最適な提案をするための情報を引き出すコミュニケーションが重要になりますね。
そして、その先にはある程度技術的な支援がしっかりできるようになることです。社歴が浅いメンバーが多いからこそ、お客さまからの課題をみんなに共有する場を設けています。みんな自発的に「これはどう?」「こんな事例があったよ!」と、わちゃわちゃ自由に意見を出してやっていますね(笑)。

うんうん。
うちは比較的社歴の長い大人な雰囲気の方が多いですが、新卒も入ってきているので、バランスの良いチームかなと思います。
樋口さんのところは・・・まだこれからということで(笑)。

そうですね、新しい絵を描きたい方お待ちしています(笑)。

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